台風被害のあとに空を飛ぶこと
当クラブメンバーのワタリドリさんからのレポートです。
ワタリドリさんは被害が大きい十勝清水町にて農業に携わっています。
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台風一過。
9月6日午前に調査(撮影)を兼ねた訓練フライトを決行しました。
地上は台風の大惨事にあった十勝の姿です。
特に被害の多い清水町を中心に、日高山脈・山麓を眺めながら飛行・旋回。そこからの景色は、報道で見知った以上の爪痕の大きさでした。河川の氾濫と知人らの住宅が視野に入り、とても胸が痛い状況です。
風評被害を広めるわけではありませんが、改めて農村部を含めた深刻な被害の大きさを痛感しました。これから乗越えていくであろう被災した人々と、必至になって復旧活動に取り組む関係者の方々の努力を祈るばかりです。
自らは、教官とともにその光景に動揺しながらも、冷静に操縦桿を握る訓練フライトになったと感じています。
因みに、今回の訓練フライトで撮影した各映像などは、清水町役場と十勝清水町農協へ提供しました。今後の復旧活動の役に立てていただければと思います。
「空を飛ぶこと」の実感がまた一つ増えました。
ワタリドリ
9月6日撮影 清水町御影 芽室川上流域の農村部にて